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赤ちゃんの後追いの理由とは? どんなことに注意したらいい?

子育てをしていると、喜びや幸せを感じる瞬間がたくさんありますが、その一方で不安や負担を感じることもありますよね。
とくに、赤ちゃんがママやパパの後をついてまわる「後追い」に悩まされているという方は多いもの。
自分にくっついてくる赤ちゃんの姿は可愛いものですが、どこに行くにも後をついてこられると隙間時間で家事をするどころか、自由にトイレに行くことすらできなくなるというケースも。
家の中とはいえ、赤ちゃんにとっての危険はたくさんあるため、ママやパパは気が抜けません。
赤ちゃんの後追いに対し正しく対処をするためにも、理由や注意点について学んでいきましょう。
赤ちゃんが後追いをする理由とは?
成長のスピードには個人差がありますが、後追いは生後半年〜1年頃から始まると言われていて、ずりばいやハイハイ、よちよち歩きができるようになった赤ちゃんに多く見られます。
赤ちゃんにとって、ママやパパは朝も夜もずっとそばにいてくれる存在。生後半年〜1年の赤ちゃんは、視力や記憶力がグッと発達するため、ずっとそばにいるママやパパの存在は強くインプットされます。
しかし、そんな「当たり前の存在」のママが近くにいなくなると、赤ちゃんは大きな不安を感じます。
赤ちゃんが後追いをしたり、ママやパパと少し離れるだけでも泣いたりするのは、赤ちゃんの脳や心が順調に発達している証拠とも言えるのです。
赤ちゃんの後追いには個人差がある?
好き嫌いや成長スピードに個人差があるように、後追いも赤ちゃんによってさまざまです。激しい後追いをする赤ちゃんがいる一方で、一切後追いをしないという赤ちゃんもいます。
まったく後追い行動がないと寂しく感じることもありそうですが、激しい後追いが続くとママやパパの気疲れやストレスも溜まりやすくなります。
子育てや家事などの疲れと相まって、軽い鬱状態になったりイライラしてしまうこともあるため、赤ちゃんに当たることがないよう注意しましょう。
効果的な後追い対策術とは?
後追いが始まった時期には、できるだけ家事を後回しにして赤ちゃんと一緒に過ごし、安心感をたっぷりと与えてあげることが大切です。
赤ちゃんのそばを離れるときには、「トイレに行くね」「すぐに戻ってくるよ」などと声掛けを徹底することも重要なポイント。
赤ちゃんへの声掛けを続けることで、理解するまでに時間はかかるものの、次第にママやパパのことを理解してくれるようになります。
また、激しい後追いが続くとママやパパに負担がかかることはもちろん、赤ちゃん自身にも疲れやストレスが溜まることもあります。
気分転換をするためにも、赤ちゃんと一緒に外出をしたり、ママとパパで育児の協力をしていきましょう。
赤ちゃんの安全のために注意したいこと
後追いが始まると、赤ちゃんの行動範囲や行動力はどんどん増えていきます。
家の中とはいえ、キッチンや階段、お風呂などは危険がたくさん。赤ちゃんがウロウロとするうちに、思いがけない事故やケガが起きてしまうケースもあります。
このような事故を防ぐためにも、赤ちゃんが危険な場所に入らないようベビーサークルやベビーゲートを設置しておきましょう。
また、この時期限定と割り切り、抱っこ紐やおんぶ紐を使って常に一緒に行動するという方法もあります。
赤ちゃんの危険回避を一番に考えて、後追い対策を行いましょう。

「後追いが激しいから」と言って、泣いた赤ちゃんを放置する習慣がつくと、赤ちゃんの不安感や不信感が募ってしまうこともあるため注意が必要です。
激しい後追いはママやパパを困らせることもありますが、「頼りにしてくれている証拠」「成長の証」と前向きにとらえ、賢く対策していきましょう。