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赤ちゃんのおしゃぶりのメリット・デメリット&理想的な卒業時期とは

赤ちゃんが小さな口でおしゃぶりをくわえている姿は可愛らしく、見ていると思わず笑みがこぼれてしまいますよね。
赤ちゃんはおしゃぶりを使うことでリラックスできたり、眠りにつきやすくなったりすることも多いもの。
しかし、おしゃぶりの卒業時期を見送って、あまりに長期間使用させることには意外なデメリットもあります。
では、赤ちゃんのおしゃぶりは、どのくらいの時期から卒業させるのがいいのでしょうか?
おしゃぶりのメリット・デメリットとともに、理想的な卒業時期についてご紹介いたします。
そもそも、おしゃぶりの役割って?
生まれてすぐの赤ちゃんは胃が小さく、すぐにお腹が空いてしまうという特徴があります。
さらに、赤ちゃんは空腹時以外にも少しの不快感や不満で泣き出してしまうため、ママは息をつく暇もありません。
このように、泣き出したりぐずる赤ちゃんを落ち着かせるときに、おしゃぶりが活躍してくれます。
赤ちゃんには、口に触れるものに吸い付く「吸てつ反射」が備わっているため、口寂しいときに何かをくわえると、安心したり機嫌が良くなったりすることがあるのです。
おしゃぶりを使うことによって、赤ちゃんが落ち着きやすくなるのは、ママにとっても魅力の1つといえるでしょう。
ただし、赤ちゃんの好みには個人差があり、おしゃぶりを気に入る子もいれば全く受け付けないという子もいます。
おしゃぶりが好きではないという赤ちゃんに無理におしゃぶりを押し付けるのは禁物です。
おしゃぶりのメリット・デメリットって?
赤ちゃんによっては、おしゃぶりではなく自分の指を吸っているという子もいるでしょう。
はじめのうちは指しゃぶりを辞めさせる必要はないとも言われていますが、指には菌や汚れがついている可能性があります。
菌や汚れを体内に入れさせないためにも、清潔なおしゃぶりで代用できるというのはメリットの1つといえるでしょう。
一方で、おしゃぶりには少々のデメリットがあります。
歯が何本も生える頃におしゃぶりを吸いすぎてしまうと、歯並びが悪くなってしまうケースもあるのです。
また、おしゃぶりの使いすぎはママと赤ちゃんとのコミュニケーションが希薄にしてしまう恐れもあります。
四六時中おしゃぶりを与えてるのではなく、必要に応じて短時間ずつ取り入れるのがよいでしょう。
おしゃぶりを卒業させるタイミングは?
赤ちゃんの気持ちを安定させ、ママの負担も取り除いてくれるおしゃぶりですが、使い続けてしまうと依存症になってしまうこともあるので気をつけましょう。
離乳食が始まったら、少しずつおしゃぶりを使う時間を少なくしていくのが理想的です。
1歳を過ぎる頃には、赤ちゃんは言葉を覚え始めて離乳食もかなり進み、歯も生えそろい始めます。
そのため、1〜2歳過ぎまでには、おしゃぶりを卒業するのが理想のタイミングといえるでしょう。
中には、おしゃぶりがなかなか卒業できず、4歳を過ぎても使い続けてしまうという子どももいます。
この時期までおしゃぶりを使い続けてしまうと毎日の生活にも支障が出てしまうため、小児科などで相談し、徐々におしゃぶりをやめられるように促していきましょう。

おしゃぶりは、赤ちゃんならではのマストアイテムともいえますが、使用時間や期間には注意が必要です。
赤ちゃんがおしゃぶりに依存しすぎてしまわないよう、そしてママもおしゃぶりに頼りきりにならないよう、上手な付き合い方をしていきましょう。